以前治療した患者さんが急患で来られた。

前歯のずわーんとした痛みが取れない〜#7,8,9 Apicoectomy

理由は、

外科治療した部位を押さえると痛い

という。

この時点で、Apicoectomyから5ヶ月が経過していた。

⭐︎この後、検査動画が出てきます。不快感を感じる方は視聴をSkipしてください。


#7,8,9 Apicoectomy 5M recall(2024.12.18)

 

#7

#8

#9

以上のことからこの患者さんの主訴が何かわかっただろうか?

そう。

痛みではなく、違和感である。

その違和感は#7,8の頬側皮質骨が完全回復していないことに起因している。

に対して、#9には違和感が出ていない。

理由は頬側皮質骨が回復しているからだ。

私が今日言いたいことは、

これがPAで客観的に患者に説明できるだろうか?

それは不可能だろう。

このことからも、

歯内療法臨床にCBCTは必要不可欠である

ということがわかる。

術直後と比較した。

5ヶ月経過して歯槽骨の欠損は順調に回復していることがわかる。

歯茎を押さえた時の違和感を痛みと勘違いされているようだ。

患者さんにはこのような画像を見せて、治癒傾向であることを説明して納得していただいた。

次回はさらに7ヶ月後の1年後である。

またその経過をご報告したい。