紹介患者さんの治療。

主訴は、

左上奥歯で咬合できない。痛くて噛めない。。。

である。

☆この後、検査動画が出てきます。不快感を感じる方は視聴をSkipしてください。

歯内療法学的検査(2024.7.1)

#14 Cold N/A, Perc.(+), Palp.(+), BT(++), Perio Probe(WNL), Mobility(Fixのため不明)

#15 Cold N/A, Perc.(+), Palp.(+), BT(++), Perio Probe(WNL), Mobility(Fixのため不明)

#23 Cold+3/2, Perc.(-), Palp.(-), BT(-), Perio Probe(WNL), Mobility(WNL)

#14,15が患歯だ。

主訴通りである。

PA(2024.7.1)

CBCT(2024.7.1)

MB

DB

P

MBの根尖部に大きな骨欠損がある。

そして、石灰化…

ということは、Apicoectomyが濃厚だろう。

が、歯牙の寿命を低くすることしか寄与しないメタルポストコアは除去した方がベターだろう。

が、

パラレルな形状なので除去が困難である。

意味が、???な、貴方。

Basic Course 2025

でお待ちしています。

また、もしApicoectomyを行うのであれば、

このようなApicoectomyになる。

難易度はどれくらいで、MB2はあるだろうか?

はっ?な貴方。

Advanced Course 2025

でお待ちしています。

そして、Apicoectomyは以下のように行われるということを、ユニット横に貼り付ける必要性があるだろう。

Advanced Course 2025

に出席すると上記の外科治療が簡単か、困難か、中程度レベルか?判定できるようになる。

受講者はお楽しみに。

ということで、診断は以下だ。

歯内療法学的診断(2024.7.1)

Pulp Dx: Previously treated

Periapical Dx: Symptomatic apical periodontitis

Recommended Tx: Core build up→Apicoectomy

ということでまずはこの日に#14,15の除冠→支台築造が行われた。

メタルポストコアを除去するのが苦手な先生は動画をよく見てみてください。

そこにその秘密?が隠されている。

☆この後、治療動画が出てきます。不快感を感じる方は視聴をSkipしてください。


#14,15 Core build up(2024.7.15)

除冠し、メタルポストコアの形状を確認している。

次に頬舌的に分割している。

分割したらば、セメントラインを全周出さなければならない。

それが次の作業だ。

そしてVP-Tipで除去する。

かかった時間は#15は3分弱であった。

では#14はどうだろうか?

こちらは除去が困難であった。

11分かかっている。

約4倍の差だ。

ということでレジンで築造して以下のようになった。

ということで次回は

#14 MB Apicoectomyである。

またその模様をお伝えしたい。