あけましておめでとうございます。

本日よりこのHPのブログも再開です。

今年も臨床家のタメになるような情報を提供いたします。

よろしくお願いいたします。

今年初のブログは外傷を起こした歯牙の根管治療とその予後をご紹介したい。

主訴は、

歯茎が腫れて痛む。歯も折れていると言われたが残せるものなら残したい…

である。

Pre-op Endo Test(2024.10.28)

#3にSinus tractと圧痛がある。

が、今回ご紹介するのは#4である。

(#3は後日、ご紹介したい)

PA(2024.10.28)

CBCT(2024.10.28)

#4

歯根の中央で水平に破断している。

ここで重要なことは破折片の口蓋側寄りの歯根には病変がないということだ。

ということは…

そこは根管治療が不要である。

治療のゴールとしては、

このような形状に落ち着くのがベストであると言えるだろう。

もしその上部の根尖部に何かが起これば?

それはそこだけ抜歯であろう。

以前(USC時代の2015.3)にもそうしたケースがあったことを思い出す。

この時も根尖部は除去しなかった。

これが理想的なゴールである。

Pre-op Endo Diagnosis(2024.10.28)

Pulp Dx: Normal Pulp Tissues

Periapical Dx: Symptomatic apical periodontitis

Recommended Tx: RCT

#4 RCT(2025.1.29)

術後にPA, CBCTを撮影した。

ここから1年が経過した。

#4 RCT 1yr recall(2025.12.24)

臨床症状, 術前の歯根膜腔隙の拡大はともに消失した。

ということで、#4の経過観察も終了でいいだろう。

長い間、お疲れ様でした。