週末の土日は博多駅近郊会議室でマイクロRe-RCTマンツーマンコースが行われた。

今回の参加者は1名で、土曜日は再治療のテクニックのみを伝えて日曜日は実習のみを行なった。

このようなな患者さんがきた時、どれくらいの可能性で治るだろうか?

また、何年経過は見ないといけないだろうか?

いつ、最終補綴治療ができるだろうか?

あなたは全てに答えることができるだろうか?

答えることができなければ、自由診療で歯内療法を施すことに罪はないにしても患者が納得するだろうか?

もう今や日本でもそのレベルまで話がきているのである。

納得させられる話ができなければ、患者はあなたに治療費は支払わない。

どのような話をすればいいのか?という点を中心に伝えた。

さて、ここからがテクニックの話である。

臨床でのテクニックが再治療の成否を決めていくのであるが、それに対して講義した。

そして1日目のこの日は懇親会を行ったが、実に福岡では数ヶ月ぶりの酒類解禁であった。

一次会、二次会ともに会場は満杯。。。

どれだけ多くの人がこの日を待ったのか?という話である。

そして2日目に実習を行なった。

が、結局はInitial RCTの実習になっていったということが事実である。

以下のような抜去歯牙を持参され、どうやってRCTするのか?という話で受講者と盛り上がった。

ということで2日間の実習は終了した。

この受講生は知り合いの先生であったため、座学は特別どうこういうことはないだろう。

しかしながら臨床的なテクニックに関しては知らないことが多々あったようだ。

この小臼歯に対するチャンバーオープンの方法もそうである。

えっ?そんな形成でいいんですか??というリアクションであった。

はい、いいんです。

なぜならどうせクラウンの形成になるので。

そこを埋めていけば、もっと高い位置に?自分を持っていけるかもしれない。

そしてこれは多くの先生へのアドバイスであるが、マイクロを使用したことない、マイクロエンドをしたことがないのにマイクロRe-RCTやマイクロサージェリーコースなどに参加しない方がいいだろう。

なぜか?

といえば、こうした実習で行なった知識は既に知っているのだろうと私が判断するからである。

で、どうか?と言えばそうなんですか??という状態であることが多々ある。

したがって、着実に基礎から積み上げていった方が、結局早いのだ。

ということでこの回の実習も終了した。

今年ももう10月である。

1年が早くも過ぎようとしている。

私の時計は未だ止まったままだが