経過観察の患者さん。

この方は大分から夫婦で来院されている。

奥さんは、私の中で最長の予後を記録している患者さんである。

その当時、私、福岡市南区長住という自動車免許センターの近所の田舎にいた。

そこにも来てくれたのだ。

なぜか?といえば、奥さんの治療を適切に行ったことが彼らに感動を与えたのだという。

しかし、私はその後アメリカに留学して補綴・修復は一切やらなくなった。

そのことは今でも申し訳ない気持ちでいる。

が、私にできることは彼らの口腔環境をなるべくいい状態に保存することだ。

ということで、スタートから振り返ってみよう。

2016.11.16(初診)

何だ!この写りの悪い写真は!と思ったあなた。

ええ、仕方がないんです。

この某会社が公式に認めているくらいですから…

私も危うくやばいのをつかまされそうになりましたが、強気でその場から逃げました。

同じような話を何人かにしたのですが、芳しかった方、芳しくない方に分かれているようです。

まだ卒業したての勤務医にVista Scanを買わせる院長…呆れて何もいえない。

そんなことでいいのか?と思うのだが…まあいつの世も大人の事情はわからない。。。

ベンツ?買う余裕があるなら、こういう物品を買いなさいという話だが。

さて、この患者さんもあまりにもこのようにあまりにも無茶苦茶なPAだったため、患者の住居の近隣でCBCTを撮影していただいた。

#2

Dentsply のCBCT のため、エンドの分析ができない…

なぜこんな高価なものをみんなが欲しがるのか?意味がわからない。

ヨシダのCBCT いや、RF のもので十分だろう。

歯科界はよくわからない…

しかし、わかることは歯槽骨が吸収されていてDB根の根尖部に歯槽骨の吸収があるという事実だ。

そしてもう一つわかることは、CBCTが歯科治療をするわけではないという事実である。

歯科治療をするのは、歯科医師だ。

機械ではない。

これに先程のPAを振り返ると

根管治療をほとんどしていないことがわかる。

つまり、治療の成功率は90% くらいあるだろう。

問題なく治療ができると思われる。

治療はその日に行われた。(2016.11.16)

どの根管も穿通しなかった。様々な方法でそれを模索したが…最低限、DBは穿通させたかったが…無理だった。

支台築造して終了した。

ここから時間が経過してこの日のRecallとなった。

治療から約5年が経過している。(2021.12.9)

#2は痛みも不快感もない。

治療自体は約4年が経過したことから成功したと思われる。

この日、患者さんから私はお土産をいただいた。

また太らせる気だ…

しかし、私はここ最近から痩せるべくまた運動をキン肉マンとし始めた。

パーソナルトレーニングだ。

体重を測ったらびっくりするような体重であった…

これでやってダメだったら、やはり胃を切るしかないか…

目指せ!ブル中野である。

太る体質というのは困ったものだ。

昔は痩せていたのに、見る影もない。。。

もはや、遺伝子を呪うしかないか。

話は戻して患者さんは状態も非常によかったので安心した。

これが長く続くことを祈念している。

次回は1年後である。お疲れ様でした。