半年前の治療の予後評価。
以下の記事を半年前に挙げていた。
穿通は可能か?①〜#19 Re-RCT 1回法(2021.11.6)
当時の主訴は
左下臼歯部の咬合痛
であった。
当時の歯内療法学的検査は以下になる。
歯内療法学的検査(2021.11.6)
#18 Cold N/A, Perc.(-), Palp.(-), BT(-), Perio probe(WNL), Mobility(WNL)
#19 Cold N/A, Perc.(-), Palp.(-), BT(+), Perio probe(WNL), Mobility(WNL)
PAは以下になる。
CBCTは以下になる。
M根
#19 Re-RCT+Core build up(2021.11.6)
3根管全て穿通して再根管治療を行なった。
ポイント試適した。
問題ないと判断して根管充填し、支台築造した。
少量だが、近遠心根共にシーラーパフが見られた。
根管内を完璧にパッキングできている証左になっている。
近心根
遠心根
さてこの結果から、今までの歯内療法の歴史で言えばその成功率は90%であるが最低半年経過しないと違いがわからない、ということは今までお話しした通りだ。
さあこの時からこの日で半年が経過したが根尖病変は縮小しているだろうか?
それとも変わりがないだろうか?
ということで半年経過してのRecallが行われた。
Re-RCT後 半年Recall(2022.6.22)
半年前に存在していた根尖病変は消失している。
いかなる臨床症状もなかった。
ということで現時点ではHealedと言えるかもしれない。
治療前後を比較してみた。
が、詳細はCBCTでのみ知ることができる。
ということでかかりつけ医には最終補綴を依頼した。
ということで半年の経過観察は終了した。
次回はさらにCBCTを撮影していただき詳細を確認したいと思う。
少々お待ちください。