バイト先での治療。
と言っても前の歯科医院で治療した患者さんだ。
患者は60代女性。
主訴は右上前歯の根管治療が終わらない、抜かないといけないと言われた…が抜きたくないと言うものであった。
2017.12時のPAが以下になる。
作戦は、このまま#6,7にApicoectomyを行い逆根管充填でMTAを逆から全て詰めてしまおうという話だった。
が、私の不作為により思いっきりポストコアと根切した根尖部の間に気泡が入ってしまった…(2018.2)
そしてこの後この患者さんはポストが外れたため、私はここぞとばかりに通常の再根管治療で隙間をMTA系の材料で根管充填し直したがここで連絡が取れなくなってしまった…
さてこの患者さんはどうなっただろうか?
連絡すると電話がつながり今は別の歯科医院で管理を行なっているという。
久々にお会いしてPAを撮影させていただいた。(術後2年10ヶ月経過)
歯槽骨はこのように劇的に復活した。
本当にあの時にApicoectomyを行なってよかったと言われた。
我々の治療は永遠に歯を長持ちさせることはできないかもしれないが、生活の質は明らかに向上させることができるだろう。
感慨深いRecallであった。