バイト先の治療。

主訴は、

肉のような歯応えがああるものが噛めない。元のように何でも噛みたいが、他院では抜歯と言われた。歯を残したい。。。

であった。

歯内療法学的検査(2024.3.8)

#2 Cold+3/3, Perc.(-), Palp.(-), BT(-), Perio Probe(WNL), Mobility(WNL)

#3 Cold N/A, Perc.(+), Palp.(-), BT(+), Perio Probe(WNL), Mobility(WNL)

患歯は#3だろう。

PA(2024.3.8)

CBCT(2024.3.8)

MB

DB

P

歯内療法学的診断(2024.3.8)

Pulp Dx: Previously initiated therapy

Periapical Dx: Symptomatic apical periodontitis

Recommended Tx: Re-RCT

推奨される治療は、再根管治療だ。

が、前述したように尖通ができなければ、Apicoectomyへ移行する。

が、Pには病変がないのでその他の2根管の攻略にかかっている。

別日に治療へ移行した。

⭐︎この後、治療動画が出てきます。不快感を感じる方は視聴をSkipしてください。


#3 Re-RCT(2024.6.25)

隔壁形成して治療となったが、根管口にはGutta Percha Pointが3根管見えている。

C-solutionを使用して作業長を測定し、根管形成していく。

術後にPA, CBCTを撮影した。

MB

DB

P

治療は30分で終了した。

この日のCaseからわかることは、

再根管治療の予後(治療結果、再根管形成可能か?否か?)は、PAやCBCTのみでは決まらない

という事実である。

実際に治療してみて、初めて再根管形成に意味があるかないか?が判明する。

この言葉の意味がわかるだろうか?

今日はそれを提示させていただいた。

次回は1年後である。

またその模様をお伝えしたい。