非常勤歯科医師の治療の経過観察。

再治療してから半年が経過していた。

【非常勤歯科医師の歯内療法について】楕円根管の根管充填方法〜#30 Re-RCT(1回法)

当時の状況は、

主訴が、

歯茎が腫れた。押さえると痛みがあって膿が出てくる…アメリカで(しかもEndodontistが)数回根管治療をしたのだが…

であった。

歯内療法学的検査(2023.11.20)

#30 Cold N/A, Perc.(-), Palp.(++), BT(+), Perio Probe(WNL), Mobility(WNL), Sinus tract(+)

#30の遠心根付近にSinus tractがあり、同部を押さえると強い痛みがあった。また咬合痛もみられた。

ここから半年が経過していた。

歯牙はどうなっただろうか?


#30 Re-RCT 6M recall(2024.7.5)

術前の臨床症状とSinus tractは消失した。

PA,CBCTも撮影した。

M

D

歯槽骨は大幅に回復しているのがわかる。

初診時と比較した。

遠心の根尖部の大きな根尖病変が治癒していっているのがわかる。

最終補綴もこれでOKだ。

このように、

非外科的な歯内療法は、アメリカに留学しようがしなかろうが、ルールを遵守した治療を行えば誰でもコントロールできるのである。

難しいのは外科だ。

外科はそうは行かない。

きちんとした指導が必要だ。

ということで次回はさらに半年後である。

また経過をお伝えしたい。