紹介患者さんの治療。
この患者さんは、以前の記事で#13,14のApicoectomyを行い、喪失していた歯槽骨が完治した患者さんで私のバイト先である北九州で#3 Re-RCTをしていた方だ。
その経過を当歯科医院で行うことになった。
#3 Re-RCT 1yr recall(2025.4.4)
検査をすると、#3 DBに圧痛があった。
術前にはなかったのに、だ。
MB
DB
DBの根尖部は歯槽骨から抜けていた。
これが圧痛の原因だろう。
P
Pにも病変はない。
ということで、DBが治癒していないということがわかる。
したがって、Apicoectomyが決定的だが
#13,14 Apicoectomyの成功体験がそれを後押ししたのは間違いがないところだ。
ということで別日にApicoectomyへ移行した。
その際、
のような地図を術前に手に入れるべきなのはいうまでもない。
ユニット横にもそれを貼り付けるのが、私のMustだ。
☆この後、外科動画が出てきます。不快感を感じる方は視聴をSkipしてください。
#3 DB Apicoectomy(2025.4.8)
DBのApexと思しき部位をOsteotomyし, Root resectionした。
はっ?どこだよ!というあなた。
私には歯槽骨を透過するDBの歯根が見えるのである。
CBCTの術前画像通りである。
逆根管形成し、逆根管充填した。
マイクロスコープを最低倍率にして歯根と平行に形成するのはいうまでもない。
アバラスのプラガーでGutta Percha Pointを押し込めている。
マイクロミラーで確認して問題がなかったので、逆根管充填した。
ということで、Apicoectomyは15分で終了した。
PA, CBCTを撮影した。
問題はないだろう。
縫合して終了した。
次回は1年後である。
また報告したい。