今週は博多駅近郊でBasic Course 2021の第4回が行われた。
今回のテーマは貼薬と仮封である。
なお、根管洗浄①の根管洗浄剤の種類とその選択は次次回(9月) に延期している。
今回は午前中に3つの症例を発表し、その詳細な解説を行なっている。
再根管治療、Apicoectomy、Intentional Replantationの3つの治療をだ。
この解説を午前中いっぱいを使用して行なった。
それぞれ特に臨床に役立つ知識を教えたと思うので明日からの臨床に使えるかもしれない。
そして午後からはこの日の講義の最大のテーマである貼薬と仮封について講義を行なった。
米国の専門医は貼薬を基本的に行わない。
貼薬をすればなぜ貼薬をしたのか、今日は?と質問される。
それが的を得たものでなければ説教部屋?行きだ。
そういう教育を受けて今日まで来た。
そして仮封の特徴についてまとめた。
仮封はUSCではFuji9一択であった。(私はキャビトンを使用していたが)
キャビトンとFuji9の特徴を理解できただろうか?
キャビット(キャビトン)に関しては何が一番重要だっただろうか?
この講義後、Fuji9はリークしない厚みがあるのか?と質問された。
答えをわからない私は論文を改めて読んで精査してみた。
すると本文にこの症例で用いた抜去歯牙は前歯でアクセスは深さ4mmの窩洞形成をしたという記録があった。
ということは仮封の厚みは約4.0mmあるということがわかる。
一応、厚みも意識していた。
Webber 1978の論文の結果を考慮しているといえる。
(そのことに関しては本論文には言及はないが。)
ということで今日の講義は終了した。
次回は8/23(日) 10:00~ 歯内療法の実習を行う予定である。
会場は今日と同じ会場で行われる。
9:30~入室できる。
1日お疲れ様でした。