バイト先での経過観察。

過去にブログでも報告している患者さんのリコールだ。

2020.12.12.にIntentional Replantationを行っている。→検歯(死)的医療??〜#31, 2 Intentional Replantation 右上下第2大臼歯, 同日処置

その後, 施術3ヶ月後にリコールも行なっている。→#31, 2 Intentional Replantation 3ヶ月経過時の状況

それから間が少し開いたがこのバイト先の歯科医院で経過を見ることができた。

施術から9ヶ月経過している。

下顎の歯に違和感などはないようである。痛みもない。最終修復がすでに装着されていた。

そして上顎である。

上顎は患者さん曰く、ぐっと噛みこむと鈍痛があったが通常の生活は支障ないとのことである。

以下のようなPAになった。

こちらも最終修復が装着されていた。

これで上下の7の治療は終了した。

初診時から振り返ってみよう。

まずは上顎から。

まず初診時(2020.12.12)

処置後(2020.12.12)

3ヶ月後(2021.3.17)

9ヶ月後(2021.9.8)

切断した部位は直後は空洞だが歯槽骨が添加しているように見える。

ぐっと噛みこむと鈍痛があったが通常の生活は支障ないとのことである。これは#3が欠損していることにも多少関係しているのかもしれない。

次が下顎である。

初診時(2020.12.12)

処置後(2020.12.12)

3ヶ月後(2021.3.17)

9ヶ月後(2021.9.8)

下顎は全く痛みがないそうだ。

上顎よりも不利だったのだが。

やってみないとわからないのが歯科治療だ。

統計はあるがその通りになるわけではない。

また一つ勉強させてもらったような気がする。

そしてこれを蓄積すれば将来、何かいいことがあるかもしれない。

また再度1年の予後を報告する予定です。しばしお待ちください。