バイト先での治療。

患者は30代の女性。

主訴は右下の第2小臼歯(#29)激しい咬合痛。もう数ヶ月もこの状況に気が滅入っているとのことであった。

色んな歯科医院で色々な提案(再根管治療、抜歯、抜歯→インプラントorブリッジor義歯など)がなされたらしい。

しかし誰も解決できなかった。

この患者はできれば歯を残したいのだ。

もともとこの患者は歯科の業者の方に紹介していただいた。

この業者の方が、この先生が紹介したいと言っていると教えてくれたからだ。

ただその人はもうこの世にはいないのだが…

デンタルを撮影したが…

レントゲンの画質が悪い…

その都度調整してくれとか、なんだこうだと色々と言われるが…もう諦めるしかないのだろうか汗

この医院の最大の弱点はマイクロスコープはあるのだが、治療画像を記録する装置がないということだ。

これはマイクロを持っていても、患者はその画像を確認することができないので歯科治療を行なっていく上で最大の弱点だろう。

例えば、歯牙が破折していれば抜歯になるが、破折していることをどうやって患者に伝えるのだろうか?という話になる。

マイクロを今後、導入しようとしている先生にアドバイスすると、

治療画像を記録する装置は何かしら必ず必要である

ということである。

ラクスエーターで脱臼させ、ダイヤモンド鉗子で抜歯した。

根尖部3mmを切断し、逆根管形成+逆根管充填した。

抜歯時、コア部のレジンが破損したため、根切、逆根管形成、逆根管充填後に歯冠部は修復した。

そのまま抜歯窩へ戻した。

その後の治癒の形態としては、動物実験しかないが大体2ヶ月程度で治癒して行く。(Ratの場合)

早い人だと1ヶ月の患者もいる。

そこは病気がある人と病気のない動物だと違いがあって当然だろう。

ということで、1ヶ月後に患者を呼んだが打診痛は消失した。また、打診時の金属音もない。

さて、今日のブログを読んでいただいて前回記載したものとの違いがわかるだろうか??

今回のブログは、治療画像がないので何をやっているか?患者に伝わりにくいということである。

ただでさえ人の命に関わり合いがない仕事をしている職業に、患者が見て確認もできないような治療に誰が大金を支払うだろうか??

誰も支払わない。

治療の記録はこの手の治療には必須である。