以前の歯科医院の患者さんの経過観察。

治療から既に5年目が経過しようとしていた。

スクリューピンを外すことは困難なので抜歯?〜#14 Re-RCT 2年4ヶ月後の予後

スクリューピンを除去するのは困難なので抜歯という案件であった。

歯内療法学的検査(2018.9.4)

#13 Cold+3/2, Perc.(-), Palp.(-), BT(-), Periodontal pocket(WNL), Mobility(WNL)

#14 Cold N/A, Perc.(+), Palp.(-), BT(-), Periodontal pocket(WNL), Mobility(WNL)

#15 Cold+2/2, Perc.(-), Palp.(-), BT(-), Periodontal pocket(WNL), Mobility(WNL)

患歯には打診痛がややあるだけであった。

これでなぜ抜歯なのだろうか?

PAを撮影した。

PA(2018.9.4)

MB,DB,そしてPに病変がある。

が、Pの病変は再根管治療でマネージメントできそうである。

しかし

このスクリューピンが外せないから抜歯

という診断は不適切の極みだ。

そんなわけはないことは当歯科医院のBlogを見ていただければわかるだろう。

同日、再根管治療をした。

ここから5年が経過した。

#14 Re-RCT 5yr recall(2023.8.21)

歯内療法学的検査の結果は全て陰性であった。

主訴は改善されていたというか、今も歯牙は残存している。

その動画が以下である。

PA(2023.8.21)

根尖病変の類は完全に消失しているように見える。

また、今回はCBCTも撮影した。

CBCT(2023.9.1)

MB

DB

P

MB, DB,そしてPの根尖病変は消失した。

問題が全くない。

さて。

この患者さんは今通院している歯科医院院長から全ての補綴を外してセラミックにやりかえましょうと提案されているらしい。

なぜだろうか?

金だ。金が全て。

みんな借金を返さないと生活できない。

それが過剰な治療計画を発生させる。

それでは…誰も幸せにならないだろうし、患者にはあなたの借金のことは関係がない。

なので、

日本では歯科医療が尊敬されることは今後も永遠にない

だろう。

こんな当たり前のことが考えられないこの職業に未来はない。

以下、患者さんの感想。

“治療してもらった場所の補綴が良くない…と言われましたが、全くそうじゃなかったんですね…ありがとうございました。もう補綴はやりかえずにアメリカ(ロス)に戻ります(笑)”

患者さんには

このHPの、

このブログの、

この記事の、

この上記の動画を不安になったら見てください

と伝えた。

 

このように、

当歯科医院のHPは、

患者さんにとっても意味があるものになっている

のだ。

イカサマ?はもう通用しない。

ということで次回は4年後でいいだろう。

またその際の模様をお伝えします。