以前の記事の経過観察。

適切な根管充填ができているか?の臨床的確認方法(歯髄壊死+根尖病変編)~#15 RCT 1回法

ここから時間が半年経過した。

#15 RCT 6M recall(2024.2.8)

全ての臨床症状が消失した。

PA, CBCTを撮影した。

初診時と比較した。

MBは劇的に歯槽骨が回復している。が、完全治癒ではない。

DBはファイルが破折したのに、根尖病変が縮小しほぼ消失している。頬側の皮質骨も回復した。

P根もアンダー根充なのに、完全治癒だ。

ただ患者さんに聞くと、あの根管治療のあと、転倒し右腕を負傷し、腱が切れて数ヶ月整形外科に入院する羽目になったと言う。

なので、今年はクリニック通いはごめんです😭 と言われていた。

当たり前だ。

なぜクリニックに行くか?

問題があるからである。

また、問題が消退したか?精査するためである。

それ以外に経過観察に行く理由はないだろう。

わくわく楽しい歯科医院なんてあるはずがない。

“価値”など想像できないのである。

そんなことより、

目の前にある問題を解決しろよ、と言いたくなる事例がこの業界には山ほどある。

が、誰も解決方法を知らない。

抜いてネジを入れ込むだけだ。

が、もうそれは私の知らないことだ。

その人の人生を歩めばいいだろう。

人生で私とクロスすることは金輪際ないのだから。

と言うことで問題なく終了した。

次回はさらに半年後の2024.8に1yr recallを予定している。

またご紹介したい。