以前治療した患者さんの経過観察。
再根管治療から3年が経過していた。
初診時の状態は以下である。
主訴:
歯茎を押さえると痛い
初診時歯内療法学的検査(2021.11.5)
#19 Cold NR/20, Perc.(+), Palp.(+), BT(-), Perio Probe(WNL), Mobility(WNL)
主訴は再現された。
初診時PA(2021.11.5)
初診時CBCT(2021.11.5)
この会社のCTは…まあコメントは避けよう。
かいつまんでまとめると、
M
D
であるが、
見にくいことこの上ない。
これでは…歯内療法には何の役にも立たない。
この会社がわかっていてこれを販売しているのであれば…確信犯だ。
さておき、
根管形成が不十分に見えることから、推奨される治療は再根管治療一択
だ。
初診時歯内療法学的診断(2021.11.5)
Pulp Dx: Previously treated
Periapical Dx: Symptomatic apical periodontitis
Recommended Tx: Re-RCT
ということで、同日に再根管治療へ移行した。
ここから時間が3年経過した。
☆この後、検査動画が出てきます。不快感を感じる方は視聴をSkipしてください。
#19 Re-RCT 3yr recall(2024.2.9)
3年前と現状は大きな違いがある。
まさにComplete healingといえよう。
が、患者さんは、
たまに痛い時があるので少し不安…
とおっしゃった。
さて、どうだろうか?
何とこういう時は回答すべきだろうか?
と言えば、以下の定義に従って回答すればいい。
この中の、Healingの②であるので、外科治療の適応症にはならない。
ということでこれで終わりでもいいが、また翌年に見せてもらうことになった。
またその模様はお伝えします。