以前の記事の続き。
Apicoectomy後にクラウン除去して、ファイバーポストコアに変更した治療である。
Apicoectomyから1ヶ月後に行われた。
⭐︎この後、治療動画が出てきます。不快感を感じる方は視聴をSkipしてください。
#7,8,9,10 Core build up with Fiber Post(2024.8.23)
#10のみがメタルポストコアでそれ以外はレジンコアだ。
ファイバーが保険適応に導入されて世の中、レジンコアが多いと思われる。
Basic Courseでも、レジンコアの除去に苦労するという話は多い。
さて、レジンコアはどうやって除去するのが正解だろうか?
その答えはこの動画にある。
これに対する考え方は、
まず世の中のほぼ全員がラバーダム防湿をしてレジンを築造することはない。
ということは、だ。
機械的, 物理的な力でレジンは除去可能である。
ということは、それを楽に行おうとするのであれば、
1. コア部のレジンをバーで多く切削しその量を薄くして
2. ポスト部のレジンはMunce Discovery Bur、Helese Ultrasonic E15 Finderで薄くして(除去して)
3. 短針を使用して機械的嵌合力でレジンを塊で除去する
方法がベストで容易にレジンが除去できると考える。
ということでまずは#10以外の#7,8,9のレジンコアから以下のように除去した。
#8
#7
#9
#10のメタルポストコアはVPチップで除去を試みるとコア部分でメタルが破折してしまい、削り取る羽目になってしまった。。。
が、こんな時も道具があれば問題がない。
どのような道具を使用しているか?見えただろうか?
ということでそれぞれをレジンとファイバーポストで築造して終了した。
近所の後輩の歯科医院でテックを作成してもらった時に撮影してもらったのがこのPAだ。
これで次回は1年後である。
Apicoectomyでどれくらい歯槽骨が回復したか?またご報告したい。