以前の記事の続報。

以下が過去記事である。

Previously Initiated TherapyのRCTには危険がいっぱい…MB?が穿孔してしまった、#14 RCT 久々の2回法とメカニカルグライドパスの方法

Previously Initiated TherapyのRCTには危険がいっぱい…MB?が穿孔してしまった、#14 RCT 久々の2回法とメカニカルグライドパスの方法 6M recall

ここからさらに半年が経過した。

#14はどうなっただろうか?

#14 RCT 1yr recall(2024.10.11)

#14 Cold N/A, Perc.(±), BT(±), Palp.(±), Perio Probe(WNL), Mobility(WNL)

MB1

MB2

DB

P

初診時と比較した。

患者さんによれば、

痛みはないが、違和感はある

という。

さあApicoectomyか?経過観察か?

あなたはどうするだろうか?

このような時に福音?となるのが、AAEの成功の基準かもしれない。

以下である。

患者さんの症状はこの表の

Healing-②

である。

ということは、

治っている最中である

という意味合いを持つ。

つまり、

自動的にApicoectomyへ移行する必要性はなさそう

である。

ということで、このまま最終補綴を装着していただき経過を見ることになった。

もし治癒していなければ、Apicoectomyになるかもしれないがそれは誰にもわからない。

ただ唯一わかることは、

もうこの歯に根管治療をすることは患者さんの人生で金輪際、ない という事実だけである。

次回はさらに3年後である。

再根管治療の予後はいつ判断できる??〜#13 Re-RCT 治療終了後 2年経過

その際の変化をまたご報告したい。