紹介患者さんの治療。
当時は8歳であった。
あれから2年が経過した。
#9はどうなっただろうか?
#9 Apexogenesis 2yr recall(2025.8.1)
若干、打診に対して他の歯と違う感じがあるといういう。
が、痛みまでには及んでいなかった。
#8
#9
2年前と比較した。
#9に関してはこれがうまく行っているのか?うまく行っていないのか?判定する方法がない。
小児の歯の根尖部には歯小嚢があるからだ。
臨床症状的には問題はないが、他の歯と違うところがある…と言われ、
それが問題で日常生活を毀損するという訴えがあれば、この歯の治療はRegeneretive therapyに移行する。
が、それは前の記事でもお話ししたように真の再生ではない。
再生療法的治療
だ。
Regenerative Endodontics: AAEのガイドラインと実際の治療の相違…小児の治療〜#9 Regeneration 2回目終了⇨経過観察へ移行
成果が出るには時間がかかるし、画像的な臨床研究がない以上, 経過を見守るしかないというのがこの治療の痛し痒しというところだ。
ということで、患者さん(この時で10歳であった)の親御さんは経過観察を希望されたのでこのまま経過を見ることにした。
が、異常があればRegeneretive therapyを行うことになっている。
また、その後の経過をお伝えしたい。