以前ご紹介したバイト先での#14 Intentional Replantation患者の治療が終了したと報告を受けたので皆さんにご報告したい。

治療前(2021.2.25)

PAで見てもわかるようにP根はかなり長い。脱臼しなければ抜歯することは不可能だ。

治療後(2021.3.25)

治療1ヶ月後。(2021.4.27) 意図的再植した歯が成熟する時期である。

PAは以下になった。

さてここから3ヶ月経過し、最終補綴が装着され私はPAをいただくことができた。

以下のようになる。(2021.7.21)

以下は患者さんの感想。


歯の動きも全くなく、硬いものでも噛めるようになりました。

本当にありがとうございました。


ということで外科治療がうまく経過している症例をご紹介させていただいた。

この治療が永遠に持続するとは思っていないが、なるべくこの患者さんに問題が起きないことを私は祈念している。

意図的再植はこのように私にとっては重要な治療のオプションの一つである。そして根尖病変があればどの歯でも容易に脱臼させることが可能である。

まさにLast Resortである。