紹介患者さんの治療。
主訴は、
治療した右下の前歯が痛い…
である。
歯内療法学的検査(2025.10.1)
#24 Cold N/A, Perc.(-), Palp.(-), BT(-), Perio Probe(WNL), Mobility(WNL)
#25 Cold+1/1, Perc.(-), Palp.(-), BT(-), Perio Probe(WNL), Mobility(WNL)
#26 Cold N/A, Perc.(+), Palp.(-), BT(+), Perio Probe(WNL), Mobility(WNL)
患歯は打診痛、咬合痛のある#26のようだ。
PA(2025.10.1)

CBCT(2025.10.1)

根尖部まですでに大きく形成されているところを考慮すると、#26はApicoectomyが必要だろう。
その際は、

クラウンのマージンから12mm下方に#26のApexがあり、
そこを3mm切断しようとすれば頬舌的に4.7mmの径が必要である。
それほど難しいApicoectomyではないだろう。
歯内療法学的診断(2025.10.1)
Pulp Dx: Previously treated
Periodical Dx: Symptomatic apical periodontitis
Recommended Tx: Apicoectomy
⭐︎この後、治療動画が出てきます。不快感を感じる方は視聴をSkipしてください。
#26 Apicoectomy(2025.10.1)
Apexを見つけた。
ここから3mm切断する。
メチレンブルーで染色後にRetroprepした。
その後、Retrofillした。
PA, CBCTを撮影した。




問題はないと思われる。
縫合して終了した。
次回は1年後である。
またその模様をお伝えしたい。
