先日の日曜日に博多駅近郊会議室で、Adavanced Course 2021 第4回目が行われた。

今回のテーマは予告通り変更して歯科麻酔を行なった。(実習はできない。)

日本でよく用いられるものとアメリカで用いられるものを比較して説明した。

日本では、キシロカイン(オーラ注)、スキャンドネスト、シタネスト-オクタプレッシンしか使用できない。

アメリカではその倍以上使用することができる。

そこでまずは受講生にこのような質問を行った。

あなたが普段使用する麻酔薬は?

答えは、全員がキシロカインであった。

スキャンドネストを使用する特異な人はいなかった。

が、Regenerationの2回目の治療の時にあなたはどうするのだろうか?

この研究から言えることは何だっただろうか?

次に代表的な麻酔薬について説明をした。

特に日本で臨床で行われるのは、キシロカインかスキャンドネストであるのでそれにフォーカスをかけて説明をした。

また、アメリカで用いられるセプトカインとマーカインについても説明をした。

マーカインは本当に12時間も奏功する麻酔であっただろうか?

また、子供が患者が来た場合、最高何本の麻酔が打てるだろうか?

それを知るには何が必要だっただろうか?

また麻酔の実技動画といえばYoutubeですっかり?お馴染みになったHygine edgeの麻酔の動画である。

https://www.hygieneedge.com/new-page-1

この動画を見てもらいながら話を行なっていった。

上顎の伝達麻酔には何があってどのような手技を身につける必要があるだろうか?

この日にそれを全て伝えた。

下顎の伝達麻酔についてその後は話をした。

下顎を抜髄するには何と何が必要だろうか?

やり方がわからなければ、実習で身につけるしかない。

最後に伝達麻酔が効かない場合の補助的な麻酔について説明した。

歯根膜麻酔はどのような特徴があっただろうか?

ボード試験で重要と言われている論文をもとに解説した。

Smith 1983

その持続時間、いつ治療が開始できるか?、どれくらい奏功するか?、走行しない場合はどうするか?など理解できただろうか?

これが奏功しなければ、次に行うべき麻酔は歯槽骨麻酔である。

歯槽骨麻酔とは歯槽骨に穴を開けてそこに針を刺し、歯槽骨に直接麻酔を注入する。

歯根膜麻酔と比べて漏れにくいので麻酔が奏功しやすい。

詳しくは、Youtubeを見ていただくか、前回の麻酔のコースで行った実習の模様の動画を見ていただきたい。

Youtube→ X-tip Anesthesia System – Dr. Scott Norton

(1:43から見ることを勧める)

実習での動画→受講生全員に編集した動画をギガファイルで送信します。

ミニインプラントを臨床でやる人にとっては何てことはないだろう。

欠点があるとしたらコストだ。

コストが¥800かかる。

それ以外は問題がない。

そしてこれらが奏功しなければ、最終的に行うのが髄腔内麻酔である。

その欠点は痛み以外は何だっただろうか?

下のスライドの絵が理解できるだろうか?

理解できなければこの話は永遠にわからないだろう。

最後に試験をおこない、全部正当できた受講生から解散した。

あなたはこの問いに対して答えが出せるだろうか??

(答えは受講生には送信します。)

ということでAdvanced Courseの4回目が終了した。

次回は5回目である。

10/24(日)に会場はこの日と同じで、107号室である。

9:30から入室可能ですのでよろしくお願いいたします。

1日お疲れ様でした。