以前の記事の続報。
穿通しなかった再根管治療で根尖病変は治癒するだろうか?
#29 Re-RCT 1yr recall(2024.9.24)
初診時にあった、臨床症状は1年経過して消失していた。
PA, CBCTは以下である。
穿通しないケースであったが、根尖病変は大きく治癒している。
Implantを埋入しても問題がない。
が、それは術前から予測できていたし、治癒しなければIntentional Replantationを行えばいいのである。
その意味でも問題はないと言える。
初診時と比較した。
これであれば、Implantが埋入されても問題がないだろう。
さて。
このケースから何が学べるだろうか?といえば、
不適合冠が装着されているのであれば、穿通しなくても根尖病変が治癒する可能性が高い(成功率の60%にはいる可能性が高い)
という臨床的事実だろう。
またこの患者さんには来年も経過を見せてもらう予定である。
またその模様を報告したい。