バイト先の治療の経過観察。
3週間前から左の奥歯でものが噛めない。噛むと強い痛みがある…〜穿通した#15と穿通しなかった#14のRe-RCT 1回法
あれから半年が経過したが、
術前主訴は、
他院で神経をとった歯で物を噛むと歯が痛む…
であり、
術前臨床症状は、
#14 Cold N/A, Perc.(+), Palp.(-), BT(+), Perio Probe(WNL), Mobility(WNL)
#15 Cold N/A, Perc.(+), Palp.(-), BT(+), Perio Probe(WNL), Mobility(WNL)
で、左上臼歯2本に症状があり、
#14は2根管性でP根のみに根尖病変が、
#15は根尖病変があり1根管、
であったが、
穿通できた#15と、
穿通できなかった#14の、
再根管治療の半年予後である。
さあ再根管治療は奏効したのだろうか?
#14,15 Re-RCT 6M recall(2024.10.23)
臨床症状は消失し、術前の根尖病変も消失した。
術前の予想通り、60%の中に入ったのだ。
その鍵は何か?といえば、
術前の保険の修復物だ。
これが入っている根管治療がなされている歯は、ほぼ60%に入ると言っていいだろう。
CBCTも撮影した。
#14,15(O)
#14 B(B)
#14 P(B)
#14(M)
#15 B
#15 M
根尖病変は消失していることがより客観的にわかる。
術前と比較した。
術前の根尖病変は消失した。
最終補綴へ移行して構わないだろう。
症状も消えたのでこの日で終診とさせていただいた。
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ともあれ、もうこの歯で悩む生活に終止符が打たれたのだ。
長い間、お疲れ様でした。