以前の記事の続報。

なぜ私の歯は痛むのか?根尖病変がないのに激痛があり,3件の歯科医院をたらい回しにされた患者さん〜#18 Re-RCTから5年経過

この時からさらに2年が経過した。

初診から振り返ろう。

主訴(2017.7.12)

#18の根管治療が終わらない。もう3年近く治療している…

歯科治療歴は、

3年前より、3件の歯科医院(他院で。この紹介先は含まれない)で#18の再根管治療をしているが、打診痛および咬合痛がひかない

である。

初診時歯内療法学的検査(2017.7.12)

#18 Cold N/R, Perc.(-), Palp.(++), BT(++), Perio Probe(WNL),Mobility(WNL)

咬合痛がひどい。

初診時PA(2017.7.12)

根尖部の拡大が小さいと考えて、同日、再根管治療へ移行した。

私と前医の違いは、

ラバーダムを使用したか否か

である。

これで治療結果に影響があるだろうか?

気づけば、治療から7年が経過していた。

#18 Re-RCT 7yr recall(2024.2.13)

CBCTも撮影した。

ということでどこにも問題がない。

根管治療をすると、歯が折れるという主張をする方はこのCaseに何と反応するのだろうか?

ここに生きている臨床がある。

経過はもう見なくていいだろうという話はしたが、患者さんの好意で今後も見せていただけることになった。

次回は、さらに4年後の2028.2だ。

オリンピックと同じ周期で、次回でトータルで#18 Re-RCT 11yr recallとなる。

またその模様をご報告したい。